弁護士ノート

lawyer note

弁護士:河部 康弘

  • さかなクン立体商標

    2020.02.17 弁護士:河部 康弘 商標法

    最近、さかなクンさんがハコフグの帽子を被ったまま参議院の調査会に出席できることになったというニュースが話題になっていますね。 このハコフグの帽子ですが、弊所HPの「推薦者の声」に掲載しているとおり、立体商標として登録されており(商標登録第5169970号、小林弁護士はこの商標の無効審判の…

  • 専門委員の選任方法

    2020.01.14 弁護士:河部 康弘 特許法 知的財産訴訟

    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今回は、前回話題にした専門委員の選ばれ方について。 専門委員は、裁判所の専門委員候補リストの中から複数人の候補が選ばれ(事件によって、技術説明会に出席する専門委員の数にもばらつきがあります。)、専門委員候補について何か意見…

  • 専門委員と調査官

    2019.12.27 弁護士:河部 康弘 特許法 知的財産訴訟

    1 裁判所の技術の理解を助けるための専門家 特許に関する裁判は、単に法律だけでなく技術についても理解が必要となります。裁判官は法の専門家ではあっても技術の専門家ではないため、特許関係訴訟には、他の訴訟とは異なり、裁判官の技術に対する理解を助けるための制度が設けられています。 その一つに、…

  • 知財訴訟費用保険

    2019.12.16 弁護士:河部 康弘 知的財産訴訟

     私の顧問先の発明ラボックスで、知財訴訟費用保険の取扱いが始まりました。  この知財訴訟費用保険、発明ラボックス会員の個人事業主のみ入れるものですが、わずか月2080円で500万円までの知財訴訟の弁護士・弁理士費用等を賄える上、原告側の弁護士・弁理士費用等が出るというかなり珍しいものです…

  • 会社担当者の方の期日への出席

    2019.11.27 弁護士:河部 康弘 一般企業法務 知的財産訴訟 経営権争奪紛争・会社関係訴訟

    1 セカンドオピニオンを求められ… 随分前の話になってしまいますが、知財訴訟についてセカンドオピニオンを求められることが立て続けにあり、いずれのケースでも、依頼者の方から、「会社担当者の方や原告被告となっているご本人が弁論準備手続期日などに出席してもいいのか?」というご質問をいただきまし…

  • GDPRと特許出願

    2019.11.15 弁護士:河部 康弘 弁護士:神田 秀斗 個人情報保護 特許法

     GDPRでは、EU域内に拠点を有していなくても、EU域内のデータ主体に対しサービスを提供するとGDPRの適用があり(GDPR3条2項)、GDPR5条以下に従い、適切に個人データを処理しなければなりません。  この点について、我々になじみのある知財の世界で考えてみると、そう言えば特許公報…

  • インドネシア訪問

    2019.10.29 弁護士:河部 康弘 渉外法務

     弓削田弁護士がインドネシア法務を取り扱っていることもあり、私は、日本インドネシア法律家協会(通称「JILA」)という団体に所属しています。  先日、その関係でインドネシア最高裁・弁護士会を訪問しました。  私のような平会員までインドネシア最高裁判所の判事との意見交換会に参加できてしまう…

  • 『知的財産紛争の最前線No.5』②

    2019.10.17 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務 知的財産訴訟

     前回に引き続き、『知的財産紛争の最前線No.5』を読んでみて気になったことについて触れてみたいと思います。  「大坂高等裁判所第8民事部および大阪地方裁判所第21・26民事部と大阪弁護士会知的財産委員会との協議会」では、「特許権等に関する訴え」(民事訴訟法6条1項)の管轄についての話が…

  • 『知的財産紛争の最前線No.5』①

    2019.10.01 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務 知的財産訴訟

    1 毎年1回出る『Law&Technology』の「別冊」 今年で5年目になりますが、知財関係の話を扱うことが多い雑誌『Law&Technology』は、「知的財産紛争の最前線」というタイトルで、毎年1回、裁判所と日弁連知的財産センターとの意見交換会、大阪高裁・大阪地裁の知財部と大阪弁護…

  • 知財調停②

    2019.09.18 弁護士:河部 康弘 その他の知的財産関連業務

     前回のブログで言及したとおり、大阪地裁知財部のHPで知財調停についての情報が掲載されました。  率直に言って、追加の情報はあまりありませんでした。目新しいのは、 ① 大阪地裁では知財部ではなく調停部である第10民事部が受付となっていること(東京地裁はまだ分かりません。)、 ② 調停は非…

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