弁護士ノート

lawyer note

2017年3月

  • 印紙税について②

    2017.03.28 弁護士:神田 秀斗 一般企業法務

    1 印紙のご相談  前回のブログで、1号文書及び2号文書についてご説明しました。  今回は、少々厄介な7号文書についてご説明します。 2 7号文書とは  7号文書とは、「継続的取引の基本となる契約書」をいい、印紙税額は1通につき4000円です。  国税庁のウェブページを見ると、「継続的取…

  • 鉱業法

    2017.03.24 弁護士:河部 康弘 一般企業法務

    1 鉱業法の簡単な紹介 随分前に我妻先生の基本書『鉱業法』をブログで取り上げたところ、実際に鉱業法のご相談をいくつかいただきました。そこで、簡単にではありますが、鉱業法の中身を取り上げてみたいと思います。 2 土地を所有していても鉱物は採掘できない 鉱業法を勉強して一番驚く部分は、たとえ…

  • オプトアウト届出開始!

    2017.03.23 弁護士:神田 秀斗 個人情報保護

    1 オプトアウト届出開始  以前のブログ(改正個人情報保護法①、改正個人情報保護法⑤)でもお伝えしましたが、平成29年5月30日施行の個人情報保護法の改正により、オプトアウト方式による個人情報の第三者提供を行うためには、事前に個人情報保護委員会への届出が必要となります。従前のとおり届出を…

  • 髙部判事の講演③

    2017.03.21 弁護士:河部 康弘 特許事務所様向けサービス 特許法 知的財産訴訟

    1 特許についての講演 ブログの更新が滞っている間に、特許権関係訴訟についての講演にも出席しました。 2 記載要件違反は認められにくい? 今回の講演で印象に残ったのは、「記載要件違反の主張については、よほどのことがない限り、特許庁における判断を尊重する」旨の発言をなさっていたことです(受…

  • 印紙税について①

    2017.03.17 弁護士:神田 秀斗 一般企業法務

    1 印紙のご相談  弊所では、契約書チェックのご依頼を日常的にいただいております。その際、「この契約書の印紙はいくらですか?」というご相談をあわせていただくことも多いです。  印紙を貼るべきか、貼るとしていくら貼るべきか、貼るべき契約書に貼らなかった場合にはどうなるのか、企業のご担当者様…

  • 髙部判事の講演②

    2017.03.16 弁護士:河部 康弘 商標法 特許事務所様向けサービス 知的財産訴訟

    1 弁理士と弁護士の感覚の違い だいぶ空いてしまいましたが、前回に引き続き、髙部判事の講演で感じた弁理士の先生と裁判所・弁護士の感覚の違いについて、ご紹介させていただきます。 2 登録例の証拠提出 2つ目は、商標権についての審決取消訴訟で、当該審決取消訴訟で争われている商標とは関係のない…

  • 店の外観類似で仮処分命令

    2017.03.14 弁護士:神田 秀斗 弁護士:平田 慎二 不正競争防止法

    1 外観類似で使用差止め 去年のことになりますが、日本経済新聞の朝刊に、「『コメダの外観』まねはダメ」という記事がありました。 内容としては、株式会社コメダが運営するコメダ珈琲店の外観、内装及びメニュー表示等を、株式会社ミノスケの運営するマサキ珈琲中島本店がそのまま使用しているとして、株…