弁護士ノート

lawyer note

2021年2月

  • 現代美術を巡る著作権侵害訴訟と米国のアミカスキュリエ制度

    2021.02.25 弁護士:木村 剛大 Art Law 著作権法

    日本の特許庁が特許法の改正により特許権侵害訴訟の審理にアミカスキュリエ制度を導入する検討を進めています。 アミカスキュリエとは、「裁判所の友」とも訳され、「裁判所に係属する事件について情報又は意見を提出する第三者」のことです。そして、アミカスキュリエが裁判所に提出する意見書のことはアミカ…

  • 行政対象暴力・クレーマー対応研修等のご紹介

    2021.02.18 弁護士:弓削田 博 民事介入暴力

    以前,本コラムでご紹介した東京都大田区での研修に引き続き,本年2月には,今度は東京都西東京市において,私が所属する第二東京弁護士会の民事介入暴力被害者対策委員会による研修が行われました。 このように自治体での研修が続いている事実は,自治体側の危機意識の強さを示しています。かつては,行政対…

  • これでも非類似? 驚きの商標審決の傾向と注意点

    2021.02.08 弁護士:小林 幸夫 商標法 知的財産訴訟

    1.日本商標協会実務研修会での審決クイズ 当方は、数年前から最近まで,日本商標協会主催の実務研修の講師を担当していました。担当部分は,「審判,審決取消訴訟」でした。講義の冒頭,必ず以下のようなクイズを出題していたのです。 「以下の左の商標出願に対して右の登録商標が引用されました。審判・審…