弁護士ノート

lawyer notes

『特許・商標・不正競争関係訴訟の実務入門』

2016.02.22 弁護士:河部 康弘 不正競争防止法 商標法 特許法 知的財産訴訟

本年度は、弊所に神田弁護士が入所しました(来年度も新人弁護士が入所する予定です。)。ということで、彼へのメッセージも兼ねて、最初に侵害訴訟の起案を経験するときに、役に立つ本を紹介したいと思います。

少し前の本になってしまいますが、『特許・商標・不正競争関係訴訟の実務入門』です。

(株式会社商事法務: https://www.shojihomu.co.jp/publication?publicationId=223024

実はこの本、私が新人弁護士として小林・弓削田法律事務所に入所した平成24年に発行されていまして、執筆者の一人である川田篤先生から小林弁護士がご寄贈いただいた本を、私が利用させていただいています(だいぶ線を引かせていただきました)。

仮想事例をもとに、法律論は知っていても、実際には裁判所でどのように知財訴訟の攻防が行われているか形式が分からない新人弁護士にはぴったりの実務的な内容が盛り込まれていて、非常に使い勝手がいいです。

もちろん、発売から時間が経ってしまっていますから、具体的な条文については別途調べなければなりません。また、既に手に入りにくくなってしまっているかもしれません。しかし、知的財産訴訟のイメージを掴みやすい本なので、知財弁護士を目指す駆け出しの弁護士が侵害訴訟を起案する際には、先輩から借りるなどして手元に置いておくといいと思います。                          (河部)

BACK