弁護士ノート

lawyer note

  • 2014年から2020年までの「特許権侵害訴訟の原告勝訴率」

    2022.02.24 弁護士:小林 幸夫 特許法 知的財産訴訟

     2015年3月23日の当所のブログで、弓削田弁護士が「特許権侵害訴訟の原告勝訴率」を紹介しました。  平成23年〜25年の3年間で下された144件の判決中、原告勝訴判決は37件、割合にするとわずか25.7%ですが、勝訴的和解を含めた場合の割合は、約42%であること、よって紛争解決手段と…

  • 審決等取消訴訟における審決等の結論に影響を及ぼす瑕疵

    2022.02.10 弁護士:平田 慎二 知的財産訴訟

     審決取消訴訟¹において、原告の立場で主張を組み立てる際に、「審決等の結論に影響を及ぼすことが明らか」か否かという論点について、しばしば頭を悩ませることがあります。  この論点を主張しなければならない理由は、特許法第181条第1項には、「当該請求を理由があると認めるときは、当該審決又は決…

  • 判決における代理人の記載

    2022.01.27 弁護士:藤沼 光太 その他の知的財産関連業務

     判決に記載される訴訟代理人は何を基準に決まるのか?  最近、弊所が受任していた事件の判決が知財高裁であったのですが、判決書に、当該事件に関係していた訴訟代理人全員の氏名が記載されていないということがありました。  知的財産の裁判は原則全件公開なので、事務所としてはやはり関係している訴訟…

  • インタビュー記事(弓削田弁護士)

    2022.01.25 弁護士:弓削田 博

    弓削田博弁護士が10年ほど前に弁護士列伝からインタビューを受けた際の内容です。 Q1.弁護士になろうと思ったきっかけを教えてください。 A1.小学生のころにリンカーンの伝記を読んで弁護士という職業の存在を知りました。幼い頃よく屁理屈を言う子供だったらしいのですが、それでよく姉から、お前は…

  • インタビュー記事(小林弁護士)

    2022.01.24 弁護士:小林 幸夫

    小林幸夫弁護士が10年ほど前に弁護士列伝からインタビューを受けた際の内容です。 ※かぎ括弧内は現在の小林弁護士からのコメントです。   Q1.弁護士になろうとしたきっかけを教えてください。 A1.中学から高校にかけて既に弁護士を目指していました。今から振り返ると、父がサラリーマ…

  • つまずきのもと 個人情報保護法

    2022.01.13 弁護士:神田 秀斗 個人情報保護

     2020年6月12日に公布された改正個人情報保護法については、その一部が2022年4月1日に施行されることが決まっており、本ブログ投稿時点でもう間近となっております。最近では、この改正に係るご相談をいただくことが多く、この点は、改めてブログにて解説したいと考えております。  上記のよう…

  • 小林・弓削田法律事務所の特徴⑤

    2021.12.28 弁護士:河部 康弘

    1 久しぶりの採用活動  小林・弓削田法律事務所ではしばらく採用活動を行っておりませんでしたが、久々に弁護士の採用活動を行うことになりました。  今回は、久しぶりの採用活動に伴い、司法修習生・若手弁護士の方に小林・弓削田法律事務所の特徴を理解していただけるよう、ご紹介のコラムを書いてみた…

  • 追及権の思想とNFTのロイヤルティ

    2021.12.16 弁護士:木村 剛大 Art Law エンターテインメント法 著作権法

    OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでは作品の二次流通の際に一定パーセントが作者に支払われるロイヤルティの設定をすることができる仕様になっています。考え方としては、欧州で広く導入されている追及権(Artist’s Resale Right)に似ています。 追及権は、アートディーラ…

  • 互換品対策が独禁法違反に

    2021.12.02 弁護士:弓削田 博 独占禁止法

    1 消耗品ビジネスと互換品  インクジェットプリンターを使用するには、当然ですがインクが不可欠です。そして、インクを使えば、いずれインクはなくなり、消費者はまたインクを買わなければインクジェットプリンターを使えません。したがって、プリンターメーカーにとっては、インク(純正インク)の売上げ…

  • ガーシュインの楽曲の著作権管理再開に学ぶ共同著作物の特殊性

    2021.11.18 弁護士:小林 幸夫 エンターテインメント法

    1 アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュインとその楽曲の存続期間  みなさんは、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュインの楽曲は聞いたことがあるでしょうか。当方はクラリネットの独奏から始まる「ラプソディ・イン・ブルー」というピアノと管弦楽の曲が大好きです。彼は1937年に38歳の若さで死亡し…

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